海外FXでは、買いポジションと売りポジションを同時に保有する「両建て」を活用し、相場変動によるリスクを抑えながら取引ができます。
一見するとリスクの少ない手法に思えますが、必ずしも利益につながるわけではなく、使い方を誤ると損失が出やすい取引です。
編集部また、海外FX業者によっては一部の両建て手法を禁止しているので、事前にルールをよく理解しておく必要があります。
本記事では、海外FXにおける両建ての仕組みやメリット・デメリット、禁止されている取引手法、両建てが可能なおすすめ業者について詳しく解説します。
なお、海外FX業者を総合的に判断したい方は「海外FXおすすめ比較ランキング」を参考にしてくださいね。


【2026年最新版】海外FX業者の両建て対応状況一覧
以下は、海外FX業者ごとの両建て取引に対する対応状況を一覧にした表です。
| 業者名 | 同一口座内の両建て | 別口座間の両建て | 他社口座との両建て (国内FX含む) |
|---|---|---|---|
XMTrading | 〇 | × | × |
Exness | 〇 | 〇 | 〇 |
VantageTrading | 〇 | × | × |
XS.com | 〇 | 〇 | 〇 |
AXIORY | 〇 | × | × |
両建てと一言で言ってもさまざまな取引方法があり、多くの業者では同一口座内の両建てが認められています。



海外FXでは1つの業者で複数の口座が開設できる場合が多いですが、複数口座での両建ては一部の業者のみ対応している状況です。
また、複数業者間での両建ても、一部の業者でしか公認されていません。
両建てをする際は、取引の制限だけでなく取引環境も重視して業者選びをすると良いです。
XMTradingでは、豊富なキャンペーンが提供されており、ボーナスを使いながら両建ての取引が試せます。
両建てで利益を出すのは難しい高度な取引であるため、初心者の方はまずXMTradingで両建てを始めてみると良いでしょう。
海外FXで両建て可能なおすすめ業者ランキング
次に、海外FXで両建てができる業者をおすすめ順に紹介します。
以下のランキングは、両建て取引の制限が少ないだけでなく、取引環境や使いやすさも重視して作成しています。
業者選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
XMTrading


| 同一口座内の両建て | 〇 |
|---|---|
| 別口座間の両建て | × |
| 他社口座との両建て(国内FX含む) | × |
両建て取引にもっともおすすめできるのがXMTradingです。
XMTradingは同一口座内の両建てしか公認されていませんが、以下のような理由からおすすめできます。
- ボーナスを使えば低リスクで両建て取引の実践ができる
- ポイント制度でスプレッドコストを抑えやすい
XMTradingは、ボーナスが高額な業者です。
利益を上げるのが難しい両建ての取引ですが、ボーナスを使えば低リスクで取引ができます。


また、ロイヤリティプログラムという独自のポイント制度もあり、スプレッドコストを抑えやすいです。



両建ては2つのポジションを持つ(買いと売り)ので、通常の取引よりもポイントを貯めやすいでしょう。
まずは両建て取引を試してみたいという方は、ぜひXMTradingで口座開設してみてください。
Exness


| 同一口座内の両建て | 〇 |
|---|---|
| 別口座間の両建て | 〇 |
| 他社口座との両建て(国内FX含む) | 〇 |
Exnessは、両建てに対する制限が少なく自由度が高い海外FX業者です。
- 別口座間や他社との両建てが公認されている
- スワップフリーに対応しておりマイナススワップの影響を受けにくい
Exnessでは、禁止している業者が多い別口座間や複数業者間での両建てが公認されています。



両建て取引で自由度を求める方に最適と言えるでしょう。
また、豊富な銘柄のスワップフリーにも対応しており、マイナススワップの影響を受けずに両建てができるケースもあります。
長期での両建てを検討している方や、自由度の高い環境を求めている方は、Exnessで口座を開設してみてください。
VantageTrading


| 同一口座内の両建て | 〇 |
|---|---|
| 別口座間の両建て | × |
| 他社口座との両建て(国内FX含む) | × |
VantageTradingは、取引環境の良さに加えボーナスが充実している、総合力が高い海外FX業者です。
両建て取引の自由度こそ低めですが、以下のような理由からおすすめできます。
- 高額なボーナスを使って低リスクで両建てが始められる
- 約定力とスプレッドが安定している
VantageTradingは、XMTradingと同様にボーナスが豪華です。
高額な口座開設ボーナスや入金ボーナスを活用することで、初心者の方でも低リスクで両建てが始められます。



また、約定力とスプレッドが安定しているため、両建てをしやすい業者ともいえます。
ボーナスを活かしつつ取引環境も重視したい方は、VantageTradingの口座を開設してみてください。
XS.com


| 同一口座内の両建て | 〇 |
|---|---|
| 別口座間の両建て | 〇 |
| 他社口座との両建て(国内FX含む) | 〇 |
XS.comは日本での実績こそ短いですが、海外での実績が豊富なことから徐々に人気が高まっている海外FX業者です。
- 別口座間、別業者との両建てが公認されている
- 高い約定力と狭いスプレッドで有利な条件下で両建てができる
XS.comは、Exnessと同様に別口座や別業者での両建てが公認されています。



自由度の高い環境で幅広い手法での両建てをしたい方におすすめです。
また、スプレッドが狭く約定力が高いため、両建てをする条件面として最適です。
自由度と高水準の取引環境を求める方は、XS.comで口座開設をしてみてください。
AXIORY


| 同一口座内の両建て | 〇 |
|---|---|
| 別口座間の両建て | × |
| 他社口座との両建て(国内FX含む) | × |
AXIORYは、高水準の取引環境から人気が高い海外FX業者です。
同一口座内の両建てのみ公認されていますが、以下のような理由からおすすめできます。
- スプレッドが狭く約定力が高いため両建てに有利
- 短期売買向けのcTraderも対応
AXIORYは、業界最狭水準のスプレッドと高い約定力が魅力です。
両建てでは約定力が特に重要ですが、AXIORYであれば有利な条件で取引できるでしょう。



また、短期売買向けのプラットフォーム「cTrader」にも対応しているので、MT4・MT5と違った操作性を求める方にもおすすめです。
取引環境を重視して両建てをしたい方は、ぜひAXIORYで口座を開設してみましょう。
海外FXの両建てとは|仕組みや基本ルールを解説
海外FXの両建てを活用するためには、まず仕組みや基本ルールを理解しておくことが重要です。



両建ては買いと売りのポジションを同時に保有する取引手法ですが、仕組みを理解していないと、思うような成果は得られません。
また、海外FX業者によっては両建てに関するルールが定められているため、事前に確認しておく必要があります。
ここでは、海外FXにおける両建ての仕組みや基本ルール、国内FXとの違いについて解説します。
両建て取引の仕組みと利益が発生する流れ
そもそも両建てとは、買いと売りの両方を保有する取引手法です。
買いと売りを同じ価格帯で保有しておけば、価格が動いたとしても損失が出ることは原則ありません。
| 項目 | 通常の取引 | 両建て取引 |
|---|---|---|
| 保有するポジション | 買いまたは売りのどちらか一方 | 買いと売りを同時に保有 |
| 相場が予想通りに動いた場合 | 利益になる | 利益と損失が相殺される |
| 相場が予想と逆に動いた場合 | 損失になる | 利益と損失が相殺される |
| 取引コスト | 1ポジション分 | 2ポジション分 |
通常の取引では、売りか買いのどちらかしか保有しないので、予想と反対方向に相場が進むと損失が出ます。
両建ては、相場が上昇・下落のどちらに進んだとしても損益が相殺されるため、損失の拡大を抑えるリスクヘッジ手法と言えるでしょう。



基本的な利益の出し方は以下のような流れです。
- 買い・売りの両方でポジションを保有
- 価格が上昇したので「まだ伸びる」と判断し売りポジションを決済
- 予想通り価格がさらに上昇したので、買いポジションも決済
こちらは上昇トレンド発生時の例ですが、下降トレンドの場合は先に買いポジションを決済→売りポジション決済の流れです。
このように、両建ては相場の方向性が分からない場面で一時的にリスクを抑え、その後の値動きを見ながら利益を狙う取引手法です。
海外FXで両建てが必勝法と言われる理由
海外FXで両建てが「必勝法」と言われる理由は、以下のような理由があります。
- 相場が上昇しても下落しても損益が相殺される
- 相場の方向性が明確になるまで様子見できる
- 利益が出ているポジションだけを残す運用ができる
- リスクを抑えながらポジションを保有し続けられる
両建てをしている限り大きな損失が出ないことが、海外FXにおける必勝法と呼ばれている要因です。
ただし、実際にはスプレッドやスワップポイントなどのコストが発生するほか、決済するタイミングを間違えると損失が拡大する可能性もあります。
そのため、両建ては必ず勝てる必勝法ではなく、あくまでもリスク管理や相場戦略の一つとして活用される取引手法です。
国内FXと海外FXの両建てルールの違い
海外FXでは異業者を利用した両建てを禁止している業者が多くあります。
しかし、国内FXの場合は国内業者同士であれば禁止されていないケースが一般的です。
| 項目 | 海外FX | 国内FX |
|---|---|---|
| 同一口座内の両建て | 〇 | 〇 |
| 別口座間の両建て | 一部業者のみ可能 | 対応業者が少ない |
| 異業者間の両建て | 一部業者のみ可能 | 国内FX同士なら可能なケースが多い |
また、国内FXはそもそも複数口座の開設に対応していない業者が多いため、別口座を利用した両建てを行う機会はほとんどありません。



一方で、海外FXは複数口座を開設できる業者も多いことから、規約違反となる両建てが問題になるケースがあります。
国内FXよりも両建てルールが制限される場合があるため、海外FXで両建てを行う際は、事前に利用規約を確認しておきましょう。
海外FXで両建てを活用するメリット
海外FXでは、両建てをすることで得られるさまざまなメリットがあります。
手法が定まっていない方や両建てに興味を持っている方は、ぜひ以下のメリットを参考にしてみてください。
相場急変時の損失リスクを抑えられる
両建ては、相場急変時の損失リスクを抑える際に有効です。
通常、FXでは買いか売りのどちらか一方のポジションを保有しますが、予想と反対方向に大きく動くと含み損が一気に増える可能性があります。
そこで、反対方向のポジションを保有して両建てにすれば、その後の値動きによる損失拡大を抑えやすくなります。
- USD/JPYで買いポジションを保有している
- 経済指標発表前に売りのポジションも保有する
- 経済指標で相場が大きく下落する
- 売りポジションを保有していたので損失が限定できた
このように、両建てを行うと買いと売りの損益が相殺されやすくなり、急な値動きによる損失拡大を抑えられる仕組みです。



含み損の拡大を一時的に止められるため、証拠金維持率の低下を抑え、ロスカットの回避につながる場合もあります。
ただし、すでに発生している含み損が消えるわけではなく、スプレッドやスワップコストもかかるため、一時的なリスク管理として使いましょう。
キャッシュバックを獲得しやすい
両建ては、1回の取引で買いと売りで2つのポジションを保有します。
そのため、一部の業者が提供しているキャッシュバックの制度と相性が良いです。
- XMTrading
- VantageTrading
- BigBoss
など
例えばXMTradingでは、取引毎に現金やボーナスと交換できるXMPという独自のポイントが付与されます。


通常の取引に比べてポイントが効率的に貯められるので、両建てをする際はキャッシュバックを提供する業者を活用すると良いです。
節税・課税タイミングの調整に活用できる
両建ては、利益確定のタイミングを調整することで節税対策に活用されることがあります。
例えば、すでに年内で大きな利益が出ている場合に、別で保有している両建てポジションの含み損側だけを決済したとしましょう。
含み益が出ているポジションは決済せずに翌年へ持ち越すことで、年内に出た利益を減らして課税対象額を調整できる仕組みです。



ただし、税金が免除されるわけではなく、あくまでも課税タイミングを先送りする方法という点に注意してください。
詳しくは後述する「海外FXの両建てを活用した節税方法」の項目で解説するので、ぜひチェックしてみてください。
海外FXで両建てを行うデメリットと注意点
海外FXでの両建ては、決してメリットばかりではありません。
むしろ、かえって損失を出してしまう可能性が高く、初心者の方には安易におすすめできない手法です。
以下で具体的なデメリットを紹介するので、両建ての取引を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
スプレッドやスワップなどの取引コストが増える
海外FXで両建てをすると、単純に取引のコストが増えます。
例えば、スプレッドが1.0pipsの場合、買いと売りで2つのポジションを保有するので、合計2.0pips分のコストが増える計算です。



別途取引手数料の支払いが必要なECN口座でも同様で、コストは×2倍になります。
また、同じ銘柄で両建てをすれば、スワップポイントがマイナスになる可能性が高いので注意しましょう。


XMTradingのスワップを示した画像ですが、プラススワップよりもマイナススワップの方が大きいことがわかります。
このように、単純に買い・売りを保有しただけでは、マイナススワップのコストが発生するので、長期保有すればするほど損をしてしまう仕組みです。
資金効率が低下し利益が伸びにくくなる
両建ての取引は、通常のFX取引に比べてリスクを抑えられる反面、大きな利益が狙いにくいです。
例えば、買いポジションを保有して上昇トレンドが形成された場合、予想通りに相場が動いたことで利益が出たことになります。



しかし、両建てをしている場合は、売りポジションが利益を妨げてしまいます。
| 取引方法 | 相場の動き | 買いポジション | 売りポジション | 損益 |
|---|---|---|---|---|
| 買いポジションのみ | USD/JPYが150円→155円に上昇 | +5万円 | なし | +5万円 |
| 両建て | USD/JPYが150円→155円に上昇 | +5万円 | -5万円 | ±0円 |
両建てはリスクを抑える場面では役立ちますが、利益を伸ばしたい場面では反対のポジションが負担になります。
両建てを続けると本来狙える利益を取り逃がしてしまう点に注意が必要です。
決済判断やポジション管理が複雑になる
両建てでは、同じタイミングでポジションを保有した場合、決済のタイミングが重要になります。
同じタイミングで決済しても、スプレッドコストやスワップの影響で±0ではなく、多少の損失が出る仕組みです。
そのため、買いと売りは別々のタイミングで決済して利益を狙いますが、決済判断には相場分析能力や経験が必要です。



両建て取引を行ったとしても、利益を出すのは簡単ではないでしょう。
また、複数ポジションを同時に保有することから、ポジションの管理が複雑になり判断ミスで大きな損失を出す可能性もあります。
そのため、リスク軽減よりも利益を最優先したいという方には、両建てではない通常の取引がおすすめです。
海外FXで禁止されている両建て手法
海外FXでは、同一口座内での両建てのみ認めている業者が多いです。
それ以外の両建て取引は、ゼロカットを悪用した取引とみなされることから、多くの業者で禁止取引とされています。
禁止行為に抵触しないためにも、どのような取引が禁止されているのかを以下で確認しておきましょう。
複数口座を利用した両建て
海外FXでは口座を複数開設できますが、複数口座での両建ては禁止されているケースが多いです。
- XMTradingでスタンダード口座とマイクロ口座を開設
- スタンダード口座でUSD/JPYの買いポジションを保有
- マイクロ口座でUSD/JPYの売りポジションを保有
証拠金はアカウント単位ではなく、口座単位で管理されるため、相場の変動によりどちらか片方の口座でゼロカットが発生する可能性があります。



ゼロカットによって発生したマイナス残高は海外FX業者が負担するため、もう一方の口座で利益だけが残る状態になると、業者側にとって大きな負担です。
そのため、複数口座間では両建てができない業者が多く、同一業者内で完結する取引のため、発覚するリスクも高いです。
複数業者を利用した両建て
海外FXでは、複数業者を利用した両建ても、禁止されているケースが多いです。
- XMTradingとFXGTの口座を開設
- XMTradingでUSD/JPYの買いポジションを保有
- FXGTでUSD/JPYの売りポジションを保有
前述した複数口座間での両建てと同じように、どちらかの口座だけゼロカットされる可能性があり、業者側の負担につながります。



なお、ExnessやXS.comなど一部業者では複数業者での両建てが公認されていますが、もし両建てをする場合は注意が必要です。
Exnessでは許可されている取引であっても、XMTradingでは規約違反となる場合があるため、必ず両方とも公認された業者で両建てをしなければいけません。
複数業者で両建てを行う際は、利用するすべての業者のルールを事前に確認しておくことが重要です。
海外FXの両建てはバレる?禁止行為が発覚する理由
海外FXで禁止されている両建て行為は、仮に行ったとしてもバレる可能性が高い取引です。
複数口座での両建ては同じ業者で取引するためバレるのも当たり前ですが、複数業者間での両建てもすぐにバレてしまう可能性があります。
以下では、両建ての禁止取引が発覚する理由を紹介します。
規約違反は出金拒否や口座凍結の要因にもなるので、絶対に行わず、健全な取引を心がけてください。
同じMT4・MT5サーバー上の取引履歴から発覚する可能性
多くの海外FX業者では、MT4やMT5などの共通した取引プラットフォームが採用されています。
そのため、複数業者を使った両建てでは、注文のタイミングやロット数、決済の流れなどが不自然に一致していると、業者側から確認対象になる可能性があります。



実際にどのような基準で判断されるかは業者によって異なりますが、MT4・MT5を使っている以上、取引履歴を完全に隠せるわけではありません。
そのため、複数口座や複数業者を使った両建てを行う場合は、事前に各業者のルールを確認しておきましょう。
IPアドレスなど通信環境の一致で発覚する
両建ての取引は、IPアドレスなどの通信環境の一致で発覚するケースも多いです。
同じネット回線の環境から複数の業者にアクセスしていれば、同一人物による取引と判断される可能性があります。



また、取引タイミングや保有ポジションの内容が酷似している場合、不自然な取引として調査対象となることもあります。
異業者間でも不自然な注文パターンから発覚する
海外FX業者では、不自然な取引パターンを自動で監視しており、確認された場合は個別の調査が行われることがあります。
例えば、一方の口座で大きな損失が発生してゼロカットされた直後に、もう一方の口座で同額程度の利益が確定しているような取引は不自然な動きとして判断されやすいです。



また、経済指標発表や週明けの窓開けなど、相場が大きく動くタイミングに毎回同じような取引を繰り返している場合も同様です。
業者側は常に不正取引がないかを監視しているので、複数業者間の両建てのような取引も、不自然な注文として調査対象になる可能性があります。
海外FXで両建てを行う方法
両建て取引は、利益を出すことは難しくても、注文の実行~決済までは難しくありません。
以下では、実際に両建て取引を行う方法を画像付きで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
MT4・MT5で両建てポジションを保有する手順
まずは、MT4・MT5で取引したい銘柄のチャートを表示させておきましょう。
その後、両建ての注文を行うのですが、ワンクリック注文が便利です。


画面を右クリック→「ワンクリックトレーディング」の順にクリックすると、画面左上にSELL(売り)・BUY(買い)が表示されます。


中央の項目でロット数を指定し、SELLとBUYの両方をクリックすれば両建ての注文が完了します。



初回のみワンクリック注文に関する同意画面が表示されるので注意しましょう。
また、今回はほぼ同時に両建てポジションを持つ方法を例に紹介していますが、この場合はスプレッドが広がっていないタイミングで行うことが重要です。
また、相場変動の激しい場面では片方のポジションが約定しないというケースも考えられるので注意してください。
両建てを解除するタイミングと決済方法
両建てのポジションが保有できたら、決済を行っていきます。
同じタイミングで買い・売りを入れた場合、同じタイミングで決済してしまうとスプレッド分だけ損失が出るので注意しましょう。
そのため、必ず相場変動に合わせて別のタイミングで決済を行う必要があります。
- 価格が上昇した場合:
売りポジションを損切りし、買いポジションの利益が売り損失を上回ったタイミングで決済 - 価格が下落した場合:
買いポジションを損切りし、売りポジションの利益が買い損失を上回ったタイミングで決済します
このように、決済のタイミングをずらして利益を得るのが一般的です。


決済の際には、画面上部の「表示」→「ツールボックス」をクリックします。(MT4はターミナル)
その後、「取引」タブを選択すると現在注文しているポジションの状況が表示される仕組みです。


画面右にある損益項目から、現在の損益を確認しましょう。
×印をクリックすれば決済できるので、決済するポジションの方向に注意しながら決済を実行してください。



別々のタイミングでポジションを保有する両建てをしており、同じタイミングで決済したいという場合は、MT5の一括決済もおすすめです。
海外FXで使える両建て戦略
両建て取引は、海外FXで両建てを行う方法で紹介した時間差での決済を行う方法が一般的ですが、他にもさまざまな両建ての手法があります。
海外FXの両建てで利益を出すのは決して簡単ではありませんが、自身に合った方法を見つけることで利益を出せる可能性が高まるでしょう。
そこで以下では、海外FXの両建てで使える戦略を4つ紹介していくので、自身に合った両建て戦略を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
レンジ相場を活用した両建て戦略
両建ては、レンジ相場を狙うことで、効率的に利益が狙える場合もあります。


このように、一定の高値と安値を行き来する相場をレンジ相場と呼びます。
- レンジ相場の中間地点で買い売り両方のポジションを保有
- 価格が下落して安値に到達したら売りポジションを決済
- 価格が上昇して高値に到達したら買いポジションを決済
このように、レンジ相場ならではの規則正しい値動きに合わせて両建てをすれば、買い・売り両方のポジションでも利益が狙えます。
ただし、レンジ相場は永遠に続くわけではなく、いつかトレンド相場に切り替わるリスクは考慮しておきましょう。
経済指標発表時のリスクヘッジ戦略
両建ては、経済指標発表時のリスクヘッジ戦略としても有効です。
長期でポジションを保有すると、経済指標などの急な相場変動が懸念になりますが、両建てでリスクの回避ができます。
- USDJPY買いポジションを保有中
- 経済指標発表前に売りポジションを追加
- 指標で価格が急落しても売りポジションのおかげで損失を回避
上記の例の場合、仮に指標で上昇すれば利益を逃したことになりますが、急落のリスクを考えた際には有効な戦略です。
経済指標に限らず、マーケットオープンなど相場変動が予測される前に反対方向のポジションを保有しておくことで、リスク回避につながる可能性があります。
スワップポイントを狙った両建て戦略
海外FXの両建ては、条件が合えばスワップポイント目的の取引に活用できる場合があります。
ただし、デメリットでも紹介したように、同一口座で同じ銘柄での両建てをした場合は、マイナススワップが上回るので損失が出ます。



そのため、複数業者での両建てが公認されている業者でスワップのサヤ取りを狙うと良いです。
例えば、A業者ではUSDJPYの買いスワップが1日あたり+800円、B業者では売りスワップが-300円だったとします。
この場合、A業者で買いポジション、B業者で売りポジションを保有すると、相場変動リスクを抑えながら1日あたり差額の500円を受け取れる計算です。
ただし、A業者とB業者の両方が複数業者での両建てを公認している必要があるので、事前に利用規約を確認したうえで運用しましょう。
ナンピンと組み合わせた両建て戦略
ナンピンとは、含み損が発生した際に同じ方向へ追加で注文をする手法です。
両建てと組み合わせることで、相場が不利な方向へ動いた場合でも損失の拡大を抑えやすくなり、反転した際に利益を狙いやすくなります。
- USDJPYを150円で買いエントリー
- 価格が145円まで下落
- 損失拡大を防ぐため145円で売りポジションを保有
- 下落が落ち着いたと判断し、143円で買いポジションを追加
- 上昇に転じたら売りポジションを決済
- 買いポジションの利益が十分に伸びたタイミングで決済
このように、価格が下がった場所で買い増しするため、相場が反発した際に利益を出しやすくなるのが特徴です。



ただし、上記の例では下落が続くと損失も大きくなるため、資金に余裕を持って行いましょう。
海外FXの両建てを活用した節税方法
海外FXの両建ては、うまく活用すれば節税のような効果もあります。
税金対策として両建てを活用する方法や、具体的な仕組みについて見ていきましょう。
海外FXの税金ルールと課税対象
両建ての節税について理解するのは、まず海外FXの税金ルールと課税対象を把握しておくことが重要です。
| 状況 | 課税対象 |
|---|---|
| 利益が確定 | 対象 |
| 損失が確定 | 課税はされないが、損益計算に反映される |
| 含み益がある未決済ポジション | 原則として課税対象外 |
| 含み損がある未決済ポジション | 原則として課税対象外 |
課税対象となるのは、あくまでも利益が確定している決済済みのポジションであることを理解しておきましょう。
以上を踏まえたうえで、両建てによる節税に関して深掘りします。
両建てで課税対象額を調整する方法
両建てを使った節税は、すでに出ている利益を調整したいときに活用できます。
例えば、1年間の取引ですでに100万円の利益が出ている状態で、別に両建てポジションを持っているとします。
| ポジション | 状況 |
|---|---|
| 買いポジション | 含み益30万円 |
| 売りポジション | 含み損30万円 |
この場合、年内に含み損が出ている売りポジションだけを決済すれば、30万円の損失を確定できます。



すると、すでに出ている100万円の利益から30万円の損失を差し引けるため、その年の課税対象を70万円に抑えられます。
一方で、含み益が出ている買いポジションは決済せずに翌年へ持ち越せば、その利益は今年の課税対象にはなりません。
つまり、年末までにあらかじめ両建てのポジションを持っておくことで、今年の利益を一部減らし、含み益の確定を翌年にずらせるという仕組みです。
海外FXの両建てに関するよくある質問
海外FXで両建て取引をする際は、事前に利用する業者のルールを押さえておくことが重要です。
公式サイトや利用規約を見ても不明な場合は、各業者のサポートに問い合わせをして、不明点を解消しておきましょう。
以下では、海外FX全般での両建てに関するよくある質問をまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
海外FXで両建てはできる?
多くの海外FX業者では、同一口座内の両建てのみが公認されています。
以下のような両建ては禁止されているケースも多いので注意しましょう。
- 複数口座間での両建て
- 複数業者を介した両建て
なお、すべての業者で禁止されているわけではなく、一部の業者では公認されています。
取引する際は、利用する業者の規約を十分にチェックしたうえでルールを守った取引を行ってください。
海外FXの両建ては違法?
海外FXの両建ては、決して違法ではありません。
むしろ、同一口座内での両建ては多くの海外FX業者で公認されている取引であり、問題なく利用できます。



複数口座間の両建てや複数業者間での両建ても、あくまでも業者側が禁止しているだけで、法に触れることはありません。
しかし、発覚した場合はペナルティの対象となり、口座凍結や出金拒否の原因になるので、禁止取引はしないようにしましょう。
海外FXの両建てはバレる?
海外FXの複数業者間での両建ては、バレないと考える方も多いですが、実際はバレるリスクの方が高いです。
- 取引履歴の確認で両建てが発覚する
- IPアドレスや通信環境から両建てが疑われる
- 異業者間でも注文タイミングから発覚することがある
海外FX業者は、常に顧客の不正を厳しく監視しているため、バレそうにない状況でもすぐ発覚するケースが多いです。
トラブルを避けるためにも、利用する業者が禁止している両建て取引は絶対にしないようにしましょう。
両建ては初心者にもおすすめ?
海外FXの両建て取引は、初心者におすすめできません。
通常のFX取引に比べてリスク回避にはつながりますが、利益を出すのはかなり難しいです。



両建て取引では、時間差で決済をしなければ利益が出ませんが、決済のタイミングや状況判断を間違えると損失が出ます。
そのため、初心者向きというよりは、経験を積んだ上級者向きの取引と言えるでしょう。
両建てをすると取引コストは増える?
海外FXでの両建てでは、買いと売りのポジションを1度に保有することから、取引コストは倍になります。
| 通常の取引 | 買いか売りどちらかのポジション分のスプレッド |
|---|---|
| 両建て | 買い・売り両方のポジション分のスプレッド |
例えば、スプレッドが1.0pipsの場合、通常取引でかかるコストは1.0pipsですが、両建てでは倍の2.0pipsかかります。
また、別途取引手数料がかかるECN口座での取引も同様で、両建てをすれば倍の手数料がかかる点に注意が必要です。
両建てのメリットは?
海外FXで両建てを行うメリットは、以下のようなものがあります。
- 急な値動きによる損失を軽減できる
- 取引量に応じたキャッシュバックを狙いやすい
- 課税タイミングの調整に活用できる
最も大きなメリットは、相場変動時のリスクヘッジです。
片方のポジションを保有している際に、一時的に反対側のポジションも保有することでリスク回避につながります。



また、XMTradingのようなキャッシュバックのある業者で、効率よくキャッシュバックやポイントを貯める際にも有効です。
両建てでロスカットは回避できる?
両建てを活用すれば、相場が不利な方向へ動いた際でもロスカットを回避できる可能性があります。
- USD/JPYを150円で買う
- 価格が145円まで下落し、買いポジションに含み損が発生
- 145円で同じ数量の売りポジションを持つ
- さらに価格が140円まで下落
- 買いポジションの含み損は広がるが、売りポジションは145円から140円までの下落分の利益
- 結果、145円以降の損失拡大を抑えられ、ロスカットを回避できた



このように、反対方向のポジションを持つことで、相場がさらに不利な方向へ進んでも損失の拡大を抑えやすくなります。
ただし、すでに発生している含み損が消えるわけではないので、あくまでも一時的なリスク管理として活用するのがおすすめです。
両建ての必要証拠金はどうなる?
海外FXでは、同一口座内で同じ数量の買い・売りポジションを持つ場合、基本的に必要証拠金が不要になるケースが多いです。
両建てを行うことで証拠金維持率に余裕が生まれ、ロスカット対策として活用できる場合があります。



ただし、必要証拠金が0になる場合でも、取引コストまで完全に0になるわけではありません。
両建て時には買いと売りの両方にスプレッドが発生し、日をまたいで保有すればスワップポイントの支払いが発生することもあります。
そのため、必要証拠金だけでなく、スプレッドやスワップなどのコストも含めて確認しておきましょう。
両建てでスワップポイントはもらえる?
海外FXでは、同一銘柄で両建てをしてもスワップポイントによる利益を出せないケースがほとんどです。
買い・売りのどちらかでプラススワップが発生しても、反対側のマイナススワップがそれを上回り、結果的にコストが増える可能性があります。



そのため、スワップ収益を狙う場合は、複数業者間の両建てが認められている業者を利用し、スワップ差を狙うしかありません。
ただし、複数業者間の両建てを禁止している海外FX業者も多いため、事前に利用規約を確認しておくことが重要です。
国内FXではスワップ狙いの運用がしやすい場合もありますが、海外FXではスワップ水準や取引コストの面から、難易度の高い取引といえるでしょう。
海外FXの両建ては節税になる?
海外FXの両建ては、厳密にいうと税金を減らすことはできません。
ただし、含み損が出ているポジションだけを決済することで、その年の利益を一部調整できる場合があります。
一方で、含み益が出ているポジションを翌年に持ち越せば、利益確定のタイミングをずらすことも可能です。



両建ては節税というより、課税対象となる利益を調整する手段と考えておくと良いでしょう。
ただし、税務上の判断は状況によって異なるため、不安な場合は税理士に相談しておきましょう。
まとめ
海外FXの両建ては、利益を出すのが難しい取引のためおすすめできません。
ただし、一時的なリスク回避や課税を遅らせるといったメリットもあるので、状況によってうまく使うことをおすすめします。



また、海外FX業者ごとに両建てのルールは異なるので、事前に規約をチェックしておきましょう。
数ある海外FX業者の中でも、XMTradingは両建て取引を始める業者としておすすめです。
同一口座内の両建てしかできませんが、ボーナスが豪華なことからお試し感覚で両建て取引が試せます。
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